【レバレッジ・リーディング】ビジネス書は一字一句読む必要はありません。

 

  • ビジネス書や実用書を読んでも自分自身に何の変化もない
  • 本を読んで満足してしまう
  • 本の内容を忘れてしまう
  • 本を読むのに時間がかかる などなど。

たくさん本を読んでいるのに読書が何の役にも立っていないと思っている人も多いのではないでしょうか。
わたしもそんな風に思っていました。そんな状況をなんとか変えたいと思い、ネットでいろいろ検索していたところこの本に出会いました。
『レバレッジ・リーディング 本田直之著』です。

 

レバレッジ・リーディング 本田直之著

この本は2006年に発行され、今現在も売れ続けているロングセラー本です。
ビジネス書の多読を進めており、多読するための読書法や本の選び方、読書後の活かし方が書かれています。

 

本の内容

読書は投資活動(自己投資)であり、投資の結果を出すのが最終目的だとズバリ書かれています。
本を読むことで何を得られるのか。本には他人の経験が書いてあります。他の人の経験を読むことで自分自身が試行錯誤する時間を短縮できるのです。

 

なぜ多読なのか

多読=たくさんの本を読むこと
いろんな人が書いた本を読むことで、さまざまな意見や考え方を知る事ができるからです。
昔読んだ内容でも時間が経つと情報が古くなります。多読することで新しい情報も仕入れることができます。

 

ビジネス書の読み方

  1. 自分のテーマに合った本を準備する
  2. 本を読む前に読む目的を明確にする
  3. 制限時間を設定する

 

1.自分のテーマに合った本を準備する
読書=投資活動なのでまずは自分の目標をはっきり決める必要があります。
今自分にはどんな本が必要なのか。どんな課題があるのか。
本を選ぶ時にしっかりと考えなければいけません。

本を選ぶときのポイントは
・取っつきやすい、わかりやすい本を選ぶ
・理論より実践ノウハウが書いてある本を選ぶ

本を選ぶときから投資活動は始まっています。

ということですが、「この本を読め!」と誰かに押し付けられない限り自分が何らかの興味を持って選んだ本です。まだ目標がはっきりしないという人は気になったから読むという理由でもいいんじゃないかと思います。

 

2.本を読む前に読む目的を明確にする
この本から何を得たいのか しっかり意識してから読み始めることが大切です。
意識するだけで本の重要な部分に目が行きやすくなります。

わたしは仕事柄チェック作業が多いのですが、間違いやすい部分を把握しているからか自然と間違っている箇所に目が留まります。意識しながら作業することの大切さはよくわかります。

 

3.制限時間を設定する
なぜ制限時間を設定するかわかりますか?
時間があると余計なところまで読んでしまうからだそうです。

わたしがこの本を読んで一番びっくりしたポイントでもあります。
本は一字一句しっかり読まないといけないと思っていたからです。

「80対20の法則を読書に応用する」
ある会社に社員が100人いたとします。彼らの働きぶりを分析してみると、そのうち本当に優秀なのは、なんと100人中20人だけ。彼らが売上の八割を稼ぎ出すのです。
また、あるお店の売上が100だとしたら、売上の80%を占めているのは、全体のわずか20%のお客さんの消費によるものだそうです。

1冊の本を全部隅から隅まで読まなくても、わずか2割を読むだけで、その本の著者が本当に主張したいことはほぼわかると言えます。

レバレッジ・リーデング 本田直之著より引用

「80対20の法則」でいけば、2割を読めばその本の8割を理解できるのだから飛ばし読みでも全然OKということ。
でも、自分が欲しい情報を読み飛ばさないようにしっかり前準備をしてから読む必要がありますね。

 

読んだだけで満足しない

本を読んだだけで満足してしまうことって多いです。わたしはいつもそうです。
人間は忘れてしまう生き物なので重要な部分をアウトプットしていつでも読める状態にしておくことが必要です。
この本では本を読むときに大事だと思う部分に線を引きながら読み、読書後にその線を引いた部分を入力してメモを作成するという方法が紹介されています。要するに自分が大事だと思った部分のみが書かれている究極の本が出来上がります。

メモを作成する目的はいつでも何度でも繰り返し読んで自分の中に叩き込み、実践で活用できるようにするためです。
本を読んだだけでも、メモを作っただけでもダメ。
結局、行動しないと何も変わらないのです。

あ~、わたしに足りないのはココだよ!

まとめ

本の内容を8割捨てるという文字を見たときに多少の不安がよぎりました。

書店で立ち読みしたときは、ものすごく面白い本だと思ったのに、家でじっくり読み直してみたら、それほどでもなかったという経験はないでしょうか。それは、書店でその本の重要な八割を読んでしまったということかもしれません。

レバレッジ・リーデング 本田直之著より引用

これを読んで納得。よくあります。
本屋さんで内容をサッと読んで「家でじっくり読みたい!」と思って買ったはずなのにいざ読むとイマイチな感じ。
まさに大事な所を読んでしまったのでしょうね。

 

本をいくらたくさん読んでも全く自分に変化がない理由がしっかりとわかりました。
本から何を学ぶのかを明確にしないまま読んでいたし、読んだことで満足して何も行動に移せてなかった。
これがイチバンの理由です。

読書=自己投資にするためのビジネス書の読み方、とてもしっくりきました。

あとは行動に移すのみです!

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