【気持ちよくだまされる!】「悪いものが、来ませんように」芦沢央著を読んだ感想です。

本の帯に絶対、だまされて、読み返します!
と書いてありました。

私はこの系の本が大好きです。「だまされた~!」とか「裏切られた~!」とか「そういうことか~!」とか。
衝撃を受けたくてあえてこの手の本を探して読むこともあります。

今回も思いっきりだまされたいと思って読みました。
そしてもちろん、読み返しました。

期待は裏切られませんでしたよ!

あらすじ

紗英は子供のころからなっちゃんとずっと深い関係。昔から何でもなっちゃんに話をする。
ある日紗英の夫が浮気していることが発覚し、その後夫が遺体となって見つかる。

夫の死の真相とは?紗英となっちゃんがこの事件にどうかかわっているのか。

感想

母親が子供に対して持つ感情はとても深いですね。その気持ちがいい方に向かうか、悪い方に向かうのか。紙一重の場合もあるかもしれません。
どちらの場合も「幸せになってほしい」という気持ちに変わりはないでしょう。

読み進めるにつれ、「あれ?」「ん?」と違和感を覚える文章がたまにでてくる。気になるけどそれよりも何よりも先を読みたくてページをめくってしまう。

そして「あ!」と気づく瞬間がやってくる。

人間の思いこみをとてもうまく利用して進んでいく物語でした。

まとめ

親子、家族、友人。人間関係にはいろんな形がある。その中で相手のことをうらやましく思ったり、自分が優越感を持ったりしながら生きている人が多いと思う。

でも生まれてきたときに願うのはどんな親でも一緒。

『悪いものが、来ませんように』

 

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